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deleの結末ネタバレとドラマと原作の違い?読者の感想も合わせて!

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7月27日 11時15分スタートの金曜ドラマ『dele』

山田孝之さんと菅田将暉さんがW主演ということで注目が集まっていますね!

『dele』はデジタル遺品をテーマにした作品ですが、そこに複雑な人間模様や心情が丁寧に描かれています。

「dele.LIFE」という坂上圭司(山田孝之)が立ち上げた会社に入ってきた、新人 真柴祐太郎(菅田将暉)の二人がデジタル遺品によって色んな事件や問題に巻き込まれていくーーーというストーリーです。

原作小説は本多孝好さんの『dele』『dele2』となっています。

 

『dele』では祐太郎(菅田将暉)や 圭司(山田孝之)の過去や秘密にはほとんど触れずに終わってしまいます。

そして『dele2』ではそれを見事に回収しています。

今回は『dele』の原作から結末のネタバレと原作を読んだ人の感想などまとめていきたいと思います!

 

 

 

※ネタバレ注意!

 

 

 

 

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『dele』原作の結末は?

『dele』は1話完結型のストーリーで、1巻は

・ファースト・ハグ

・シークレット・ガーデン

・ストーカー・ブルース

・ドールズ・ドリーム

・ロスト・メモリーズ

の5話で構成されています。

どれもデジタル遺品から依頼人の想いや残された人の想いが複雑に絡み合っていて、読みごたえがあります。

1巻で出てきた祐太郎と圭司のことは、

「圭司は姉や母に内緒で亡くなった父のデータを削除していた?」

「祐太郎は9年前に病気の妹を亡くしていた」

「祐太郎は最愛の妹を失っただけでなく、訴訟に失敗した両親は離婚」

これくらいかなと思います。

 

ここが何も分からないまま1巻は終わってしまいます。

 

の気になる部分が『dele2』ではすべて描かれています。

『dele2』の構成は

・アンチェインド・メロディ

・ファントム・ガールズ

・チェイシング・シャドウズ

の3話です。

最後の「チェイシング・シャドウズ」で祐太郎と圭司の過去について書いています。

※以下、ネタバレ

 

 

 

 

ある時、祐太郎の妹「」が通っていた病院の元教授から依頼が舞い込みます。

その医大の名前を聞いて祐太郎は妹が通っていた病院だと思い出します。

圭司に言われ、依頼人の死亡確認を取りにいった祐太郎はそこで依頼人の息子に「”真柴”という名前に父が怯えていた」ということを聞き、この依頼人は鈴の死に関わっている!と確信します。

そこで祐太郎は圭司に頼み、次々と妹の死に関わった人間を洗い出していきます。

 

 

そこで知ったのはこの事件に関わった人たちは皆自分の家族のことを思うあまり、不正を犯してしまったのだということ。

 

そして最後にたどり着いた男のところで、家族の訴訟をもみ消した者は別にいることを知り、その人物について祐太郎が問いただすと、男は「その人も足が動かない難病を抱えた息子さんの為に仕方なくやったことだ・・・」と答えました。

 

それを聞いて祐太郎はすべてわかったようです。

怒りに震えながら圭司のいる事務所へ戻り

一度も疑わなかったよ。こんなに近くにいたのに、全く気付かなかった。

と祐太郎は圭司に言います。

つまり、祐太郎の両親に卑劣な仕打ちをして訴訟を取りやめさせた張本人が、圭司の父だったんです。

圭司の父は、圭司の足が治るかもしれない新薬開発のために邪魔になる祐太郎の家族を壊してしまったんです。

 

父の死後、パソコンを整理している時に自分の父がどんな卑劣なことをしていたのか、圭司は知ってしまいます。

憧れであった父がこんなに汚いことをしていたと知り、圭司は驚愕し母と姉に知られないよう父の汚れた部分をすべて削除しました。

 

圭司はそのデータを作り直し、「お前の好きにしろ」と祐太郎にUSBを手渡します。

祐太郎はそのUSBを持って、自分はどうしたかったのか考えます。

 

家に帰ると妹の幼馴染である遥那が待っていました。

遥那は祐太郎の家に度々出入りしていて、夕飯を共にしたり、祐太郎がいない時には猫の世話を任されたりと、一人で暮らす祐太郎に唯一近しい存在でした。

その遥那に祐太郎はずっと張りつめていた心を解かされ、初めて涙を流します。

 

 

そして翌朝圭司の元へ行き「俺には必要ないみたいだ」とUSBを返します。

鈴のことを考える時には混じりっ気のない感情で鈴のことを思い出したい。それだけだったんだ。」と。

そして圭司と祐太郎はそこで別れてしまいます。

 

祐太郎は新しく遺品整理の仕事を始めます。

圭司はおそらく「dele.LIFE」は辞めたのではないかと思いますが、小説ではそこまではっきりと描かれていません。

 

以上が小説『dele』の結末です。

 

祐太郎は復讐よりも、鈴をキレイなままで思い出せる自分でいたかったんですね。

何よりも鈴との思い出が色あせていくことを恐れていたんだと思います。

この最後の結末は涙なしでは見られませんでした。

 

 

原作読者の感想は?

『dele』1巻についての読者の感想です。

 

依頼者の死後にPCや携帯等の情報を削除する仕事の話。まずいものを消してほしいだけではなく、優しさからくる削除依頼もあり、全体的にあたたかい話でした。ピアノの話が好きでした。

 

おもしろい。と同時にたまらなく切ない気持ちになる。 四話目の「ドールズ・ドリーム」が泣ける。本を読んでいて涙ぐんでくることは少ないので貴重な経験をしたと思うしそういう作品に出会えてよかったとも思う。 『わからない言葉はいっぱいあったが、知りたい言葉は一つもなかった』 本多孝好特有のこういう言い回しは印象的ですごく好きだ。

 

依頼人の死後に携帯やPCから指定されたデータを削除するという仕事をしている圭司と祐太郎。依頼人が亡くなったら忠実に即データを消そうとする圭司と、亡くなった依頼人に関わる人達の気持ちをくみ取ろうとする祐太郎の掛け合いにグッとくる。オススメはドールズ・ドリーム。

 

本多さんのなんとなく話の流れがわかる構成は結構好きです。ドールズドリームが一番良かった。 天使っぽい祐太郎、クールだけど少し融通効くケイ、カッコ良さそう。映像映えするお話しと思う。見てみたい。

 

心にじわっと暖かさが広がる物語。やさしいのは祐太郎だけど、圭司のほうが人間味を感じる。 優しい気持ちになれた。

 

1巻については4話目の「ドールズドリーム」が人気でしたね!

私もあの話は好きです。

切なくて、心温まるストーリーでした。

そしてやはり続編を期待する声や、ドラマに期待する声も多く見られました。

 

そして『dele2』では1巻で出てきた伏線がすべて回収されます。

2巻についてはまだ発売されたばかりであまりレビューがなかったのですが、私としては伏線回収でスッキリと終わることができました!

いつもは優しくて穏やかな祐太郎が妹のこととなると熱くなって我を忘れる感じがまたよかったですね。

圭司との最後のやり取りもハラハラしましたが、最後には温かい感じで終われるハートフルミステリーって感じでした(*^^*)

2巻はどんどん話が進んでいくのであっという間に読めてしまいます!

 

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原作小説とドラマの違いは?

小説では1話完結型の物語となっていて、ドラマでもそれは同じようです。

ただ、ドラマは脚本家が1話ごとに変わって書く、完全オリジナルストーリーになるようですね。

1巻で人気があった「ドールズドリーム」はドラマでも是非再現してほしいなと思っていたんですが、完全オリジナルとなると難しいですね・・・

おそらく人物設定は変わらないと思うので、最後の結末は同じような形になるのではないかと思っていますが。

 

ということは最後の「チェイシング・シャドウズ」のストーリーはそのまま採用されるのかな?

その辺は脚本家に期待したいですね!

 

まとめ

原作の結末のネタバレを書いてみました!

原作小説の評価も高く、ドラマには期待がかかっています。

キャストもかなり豪華なのでこれは見逃せないですね!

ドラマは完全オリジナルストーリーになるようなので、ドラマはドラマで楽しみたいと思います!

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