山田孝之さんと菅田将暉さんというビッグ俳優二人がW主演を務めるドラマ『dele』
4月に「菅田山田」というTwitterのアカウントができて、ドラマの詳細が分かる前からかなり話題になっていましたね!
菅田山田、なんかやるみたいよ@sudaofficial #菅田山田 pic.twitter.com/E1eiTMQIhD
— 菅田山田 (@sudayamada) 2018年4月15日
放送は毎週金曜日23時15分から。
深夜枠ながらもこの二人なら視聴率はすごそうですw
今回は山田孝之さん演じる「坂上圭司」の過去や車いすの理由について原作からネタバレしていきたいと思います!
deleのあらすじ
【あなたの死後、不要となるデータを削除いたします。】
『dele.LIFE(ディーリー・ドット・ライフ)』。
真柴祐太郎(菅田将暉)がその殺風景な事務所に足を踏み入れたのは、三ヶ月ほど前のことだった。所長であり唯一の所員でもある坂上圭司(山田孝之)いわく、
「死後、誰にも見られたくないデータを、その人に代わってデジタルデバイスから削除(delete)する。それがうちの仕事だ」。
誰かが死ぬと、この事務所の仕事が始まるのだ。新入りの祐太郎が足を使って裏を取り、所長の圭司がデータを遠隔操作で削除する。
淡々と依頼を遂行する圭司のスタンスに対し、祐太郎はどこか疑問を感じていた。詐欺の証拠、異性の写真、隠し金ーー。
依頼人の秘密のファイルを覗いてしまった二人は、次々と事件に巻き込まれる。この世を去った者の〈記録〉と、遺された者の〈記憶〉。
そこに秘められた謎と真相、込められた切なる想いとは。
坂上圭司は冒頭から車いすで登場します。
ドラマでも山田孝之さんが車いすに乗っていますよね。
でぃーりー #菅田山田 pic.twitter.com/ANbHQCNFr8
— 菅田山田 (@sudayamada) 2018年5月25日
deleの原作小説の1巻では圭司が車いすである理由について特に触れられていないんですが、続編として発売された『dele2』 では詳細が書かれています。
圭司の両足はひざから下の感覚がありません。
高校二年生の頃、足先が痺れはじめ、原因が分からず色んな治療を試したが効果はなく、その後足先から徐々に上に向かって広がっていき、今はひざから下が麻痺している状態です。
ここで症状が止まるのか、これからまだ広がっていくのかは分からないようです。
「運動療法だけは続けよう。」という医師に対して、「たかだか歩けるようになるために、そこまでしなきゃいけないですかね?」と圭司は返します。
事故かと思っていましたが、病気だったんですね。
原因不明の難病ということでしょうか。
圭司は車いすであるにもかかわらず、ほとんど人の介助を必要としません。
そりゃ健常者と比べればできないこともありますが、基本的に不便はないのかもしれませんね。
坂上圭司の過去は?
※ネタバレあります
坂上圭司は弁護士だった父が亡くなった時に「dele.LIFE」を立ち上げました。
圭司の父が所長を務めていた弁護士事務所は今は姉の舞が継いでいます。
父が亡くなった時にデジタルデバイス(パソコン、スマホ、タブレット等)のデータがやけに綺麗に整理されていたことを舞は気にしていました。
データを整理したのは弟の圭司ではないかと何となく気づいている様子でした。
そして、祐太郎の前に「dele.LIFE」で働いていたという『夏目』という男についても1巻ではほとんど触れられることがありませんでした。
この『夏目』という男も圭司の過去に大きく関わっています。
圭司は父の死後、父が使っていたパソコンを整理しようとしたときに、父の不正の証拠を見つけてしまいます。
またそれは、真柴祐太郎にも関わるものでした。
ここで二人の過去が結びつきます。
圭司は見つけてしまった父の汚れた部分を母や姉に見つかる前に全ての端末からデータを消去します。
その時にこの事件に関するすべての情報が表に出ないよう工作を依頼したのが『夏目』という男でした。
夏目は、圭司の大学時代の先輩で、圭司にデジタル技術を教えた張本人です。
夏目は、圭司の願いを叶えるとそのまま姿を消し、その後に残ったのは「to K」と書かれたサッカーボールでした。
そのサッカーボールには足が使えない圭司への皮肉が込められているのではないかと祐太郎は思います。
ここまで聞くと夏目がいい人のように思えるかもしれませんが、実際には祐太郎が「dele.LIFE」に向かうように仕向けて圭司の反応を楽しんだり、圭司が父親のことを知った時に依頼すれば面白がってOKしたり、なんていうか変人ぽい雰囲気です。
deleの原作を読んだ感想
私は『dele』『dele2』の二作とも読了しましたが、本当に考えさせられる内容でした。
死にゆく人がこの世から削除したいものは何なのか。
それが誰かのためになるのか、それとも自分の為か。
残すべきデータはあるのか。
自分が死んだ後に、デジタルデバイスに残ったものが遺った人にどんな心を残せるんだろう・・・と柄にもなく考えてみました。
その結果、LINEの中身は絶対旦那に見せられねぇと思いましたww
旦那の愚痴が羅列されたLINEw
平々凡々な私が思いつくのはそれくらいでした(切なすぎる)
でも本当に最後にはほろっと泣けて心があったかくなるような、そんな話ばかりです。
特に評価がいいのが、1巻の『ドールズドリーム』です。
亡くなったお母さんが最後に削除依頼をしたものは、思いがけないもので…
「死にゆくものも未来を見ている」ことを感じさせてくれる、母親として、妻として家族に残せるものは何なのか。
切なくて涙腺崩壊必至のストーリーです!
本多さんの世界観が濃く出ていて、情緒溢れるストーリーに引き込まれていきます。
原作を読んでない方は是非一度読んでいただきたい!!
まとめ
原作から坂上圭司の過去や車いすの理由についてのネタバレでした!
deleの予告を見て、山田孝之はなんで車いす?と疑問に思っていた方も多かったんじゃないでしょうか?
ドラマではどんなストーリーになるのか、楽しみですね!