2018年7月にスタートする『探偵が早すぎる』は、滝藤賢一さんと広瀬アリスさんがW主演を務めるミステリードラマです。
タイトルの通り、滝藤賢一さん演じる”早すぎる探偵”千曲川光が、事件が起きる前に解決してしまうという新感覚のミステリー作品となっています。
その中で気になるのが、広瀬アリスさん演じる『一華』の家政婦をしている『橋田』です。
ドラマでは、水野美紀さんが演じていますね。
只者ではない雰囲気を漂わせているこの家政婦は一体何者なのか・・・原作からネタバレしたいと思います。
また登場人物や、原作の評価についてもご紹介します!
※ネタバレあります
橋田の正体は?
さっそく橋田の正体について、原作からネタバレしていきます。
橋田は最後の最後、一族の一人に千曲川光が追い詰められてしまったときに正体を現します。
この時はヒーローみたいでかっこよすぎました。
その時に、今まで千曲川光が犯人にトリック返しをするときの独特な口上と同じ口調になっていたんです。
そして、千曲川光の口からは「すまない、先代・・・」と。
つまり『橋田』は、千曲川光の師匠であり、同じ探偵だったんです。
『探偵』という定義がどのようなものにもよりますが、橋田は自分のことを『タリオ』だと言っています。
タリオは、メソポタミア文明を発達させた初期の人類が考え付いた『罪を犯した者には、その罪と同等の報いを受けさせる』という刑罰のルールに則って生まれたのが『タリオの法』
そこから生まれたのが、橋田や千曲川のような『タリオ』です。
この『タリオ』の能力は長い年月を経た今でも連綿と受け継がれ続けていて、誰にも気づかれないところで罪を犯そうとするものに被害者の立場を疑似体験させその身に猛省を促す、ことを続けてきたそうです。
しかも橋田は千曲川光の師匠。
千曲川光でもかなりの能力だと思っていたけど、橋田は更に上をいっています。
こうして事件を未然に防ぐことができ、犯人に制裁を加えることもできる。タリオ恐るべし・・・ですね。
しかしタリオは使うだけで心身が疲弊してしまいます。
その時に出会ったのが一華の父で、娘の元で働いてみないか?と誘いを受け、気を休めるつもりで一華の家政婦になったということでした。
普段の傍若無人な橋田も好きですが、タリオの橋田もかっこよくていいですよね!
『探偵が早すぎる』のあらすじと登場人物一覧
父の死により莫大な遺産を相続した女子高生の一華。その遺産を狙い、一族は彼女を事故に見せかけ殺害しようと試みる。一華が唯一信頼する使用人の橋田は、命を救うためにある人物を雇った。
それは事件が起こる前にトリックを看破、犯人(未遂)を特定してしまう究極の探偵! 完全犯罪かと思われた計画はなぜ露見した!?
史上最速で事件を解決、探偵が「人を殺させない」新感覚ミステリー!
父の持っていた5兆円もの大金を相続してしまった一華は、父の兄弟姉妹、姪甥である”大陀羅一族”に命を狙われることになります。
そこで、一華の家政婦である『橋田』が雇ったのが、”早すぎる探偵”『千曲川光』です。
千曲川光は、犯人が仕掛けたトリックが一華を襲う前にトリックを見破り犯人を追い詰めます。
ほんの少しの違和感を見つけてそこから真相にたどり着く、天才的な能力です。
そして一華の命を狙うのは大陀羅一族。
お金が絡むと人ってこんなに変わるんだ・・・と思いきや、大陀羅一族は元から全員がヤバいですw
一方、一華と父である瑛は、同じ一族とは思えないほどまっとうな人間です。
逆に一華が普通の子で小説の中では浮いてるように見えるくらいですw
原作の評価は?
『探偵が早すぎる』の原作は井上真儀さんの小説で、上下巻が発売されています。
この原作を読んだ方の評価をまとめてみます。
『探偵が早すぎる』読了。 面白かった! 人間のあまり見たくない心根の部分を中心テーマにしているお話だけどそこに気分沈むことなく読みきれました。ドラマますます楽しみ(^^)
事件を未然に防ぐ探偵の小説が成り立つのかと不安な思いで読んだけど、読み進めていくにつれて本当に小説としてとても面白く成り立っているし、犯人たちが犯そうとする犯罪方法も今までになくユニークでとても面白かった。
ミステリーとしてはかなりライトな部類ではあると思うけど、探偵のトリック返しが痛快で またバトル漫画のような展開で読みやすくわかりやすい
面白い小説を読むと止まらないし時間が経つのもあっという間に感じるけど、意外とそういう小説は中々ない でもこの井上真偽の「探偵が早すぎる」は面白かった 西尾維新の掟上今日子みたいにまどろっこしいのすごく苦手だからさくさくトリック見破るのスカっとしたw 続編出たら是非読みたい
この作品、ミステリー小説だけど、ちょっと違う。何故なら、探偵が事件が起こる前にトリックを見抜き、未遂のまま犯人を突き止めてしまうからだ。犯行のトリックではなく探偵の推理力が気になってしまう、新感覚のミステリー小説を体験してほしい。
私ももちろん読みましたが、探偵のトリック返しがもう痛快っ
自分のトリックに自信満々で挑む犯人が、探偵にいとも簡単にトリックを見破られ悔しがる姿は小説ながら読んでいて気持ちがいいです(*'▽')w
本当に今までのミステリーとは全然違う、新感覚!
ミステリーと言ってもいいのかさえも疑問に思えてくるほど、事件が起きませんw
小説が苦手な人にもおすすめしたいですね!
展開が早いので、スラスラ読めていつの間にか読了!という感じです。
まとめ
『探偵が早すぎる』のあらすじキャスト、そして橋田の正体についてネタバレしてみました。
ドラマは小説とはいくらか設定が違っているようなんですが、そこは別物として楽しみたいですね!
ドラマではどんなトリック返しが披露されるのか、楽しみです!