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昭和元禄落語心中原作漫画の感想や評判は?アニメ化もされた人気作がドラマ化?

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10月から始まる岡田将生さん主演のドラマ『昭和元禄落語心中』

漫画が原作のドラマで、過去にはアニメ化もされている人気漫画です。

タイトルだけ見ると難しそうな話に思えますが、読んでみると落語のこと以外にも友情、師弟との情愛、恋愛、嫉妬、などたくさんの要素が詰め込まれた、最後には心温まるヒューマンドラマになっています。

そんな原作漫画の評判はどうなのでしょうか?

 

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昭和元禄落語心中のあらすじ

一つの名前を芸とともに引き継ぐ「襲名」。

落語界の「襲名」は、歌舞伎などとは違って血縁者が引き継ぐしきたりはありません。

しかし、「襲名」することで芸とともに因縁を引き継ぐ名跡がありました。

「八雲」と「助六」-。

その名を襲名して落語家として生きてきた、そしてこれからを生きていく人々を描いた漫画「昭和元禄落語心中」。

作者・雲田はるこさんは自他ともに認める落語ファンで、「昭和元禄落語心中」には落語愛がみっちり詰まっています。

落語の笑いの裏にある人生の苦悩を描いた「昭和元禄落語心中」は、ヒューマンドラマとしての評価も高い作品です。

 

あらすじ

(1)与太郎放浪編(昭和50年代)

服役中に慰問で八代目八雲の落語を聞いて魅せられた与太郎は、出所直後に八雲の元を訪れ弟子入りを志願しました。

それまで弟子を一切とらないことを信条にしていた八雲ですが、なぜか与太郎を引き取ることにしました。

 

住む家もない与太郎は、八雲の家に居候を始めますが、そこで八雲の養女・小夏に出会います。

養女なのに八雲を敵視している小夏。

八雲が原因で両親が死んだのだと、小夏は八雲に怒りを持っていたのです。

小夏の亡くなった父・助六は八雲と同期で七代目八雲に弟子入りした天才型の落語家でした。

小夏は亡き父を尊敬し、父の落語を愛していました。

 

八雲は与太郎に熱心な稽古をつけることはなく、与太郎に落語のイロハを教えたのは小夏の方でした。

落語家として伸び悩む与太郎はある日、八雲の怒りをかい破門されかけます。

必死に赦しを乞う与太郎に、八雲は自分の昔話を語りだしました。

 

(2)八雲と助六編(戦前~昭和30年代)

七代目八雲の弟子だった菊比古(後の八代目八雲)と初太郎(後に二代目助六)。

菊比古と初太郎はなにもかもが正反対でした。

半ば強制的に落語の弟子入りさせられた菊比古に対し、初太郎は落語が好きで自ら弟子入りを希望した若者でした。

情熱の持ち方と天賦の才能の違いなのでしょうか。

初太郎の落語は華があり人を惹きつける力がありました。

初太郎はあっという間に人気の噺家の階段を駆け上っていきました。

 

二代目助六を襲名し、落語家としては絶頂でしたが、私生活の乱れが落語界の重鎮たちの不興をかっていました。

一方、菊比古は初太郎の才能に嫉妬と憧れを抱きながら、自分の落語の道を模索し続けていました。

苦悩する日々のなか、菊比古はみよ吉という芸者に出会い恋に落ちました。

破天荒な性格のみよ吉はどこか初太郎に似ています。

やがて、噺家としての手ごたえを感じ始めた菊比古は、芸に身を捧げる覚悟を決め、みよ吉と別れる決心をしました。

 

その頃、初太郎(二代目・助六)が落語界から追放されました。

身から出たさびでしたが、落語への未練を引きずり失意の初太郎は、菊比古に捨てられたみよ吉と田舎へ去って行きました。

 

初太郎が落語界から去ったことに菊比古は納得できませんでした。

嫉妬するほどの才能をむざむざ捨て去っていいのだろうか?

 

菊比古は初太郎を落語界に戻すために初太郎に会いにいきました。

初太郎とみよ吉の間には小夏という子が産まれていました。

 

菊比古との再会で落語界への復帰を決心する初太郎。

しかし、その日の夜、「事件」が起きました。

菊比古と小夏の目の前で、みよ吉と初太郎が転落死してしまったのです。

両親を失った小夏を引き取り、八代目八雲を襲名した菊比古は、孤高の落語家として生きる決心をしたのでした。

 

 

(3)助六再び編(昭和末期~平成初期)

落語の人気はどん底状態でした。

そんな状態の中、与太郎は真打に昇進し、三代目助六を襲名しました。

小夏が大切に持っていた二代目助六の落語のネタ帳やレコードが大いに役に立ったことは否めません。

テレビにも積極的に出演し、顔を売って落語界の復活のための労を惜しみませんでした。

 

一方、私生活では、父親のわからぬ子を身ごもった小夏と結婚しました。

八代目八雲は病魔に倒れ、床に臥せる日々が多くなっていきました。

落語界の凋落期を落語で生きてきた八雲は、落語と心中する覚悟でいましたが、小夏や与太郎の落語への想いに触れ、落語界の未来に手ごたえを感じながら、この世を去りました。

 

原作漫画の感想や評判まとめ

原作漫画は、2013年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞第38回講談社漫画賞一般部門第21回手塚治虫文化賞新生賞を受賞している評価の高い作品です。

 

作品のファン層も幅広く、さらに漫画がきっかけで落語ファンになる人も多いそうです。

落語界への貢献度という点でも評価されている作品です。

ツイッターでの感想もご紹介していきます。

 

私も少年漫画しか読まないので、最近の女性のマンガ事情はわからないのですがね。最近読んだ女性漫画家の作品は、雲田はるこさんの『昭和元禄落語心中』これは本当に面白かった。久しぶりに、一気買いしたくなる作品でしたね。

 

昭和元禄落語心中を読み終わりましたが何と言いますか…こんな漫画を描ける方もいらっしゃるんだなぁと不思議な気持ちになりました…! 漫画好きとして出会えて良かったと心から思える、そんな漫画でしたね!

 

「昭和元禄落語心中」は、たぶん歴史に残っちゃう漫画ですので、この機会にぜひ!私もちょびっとずつ読み直しています。できれば、10巻は特装版が超お勧めです!

 

『昭和元禄落語心中』は、本当に面白い漫画です。落語の魅力、落語を「継ぐ」人々の関係のもつれなどが丁寧に描かれています。マンガで落語を魅力的に描く、というものはなかなか見ないものです。オススメします。

 

「たまには開拓するか」と何気無く手に取った『昭和元禄 落語心中』っていう漫画がめちゃめちゃ面白い。落語を語るのに漫画ってメディアがこんなにハマるとは思わんかった。ストーリーもすんごく良い。しばらくヘビロテ。

私も原作を読みましたが、最初は取っつきにくいタイトルだな~と思ったものの、読みだしたら止まらない!

落語を題材にした漫画も珍しいですが、落語がよく分からなくても、八雲と助六の親友でありライバルである二人の心情や、みよ吉との恋や、助六とみよ吉の謎の死、等々これでもかと色んな要素が盛り込まれて、先が気になって仕方ありませんでした。

もちろん落語のこともかなり詳しく書いてありますし、伝統を受け継ぐことの大切さや難しさも心に響きましたね。

 

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過去にはアニメ化も?

「昭和元禄落語心中」は実写化の前にすでに、アニメ化されています。

やや変わった形で当初アニメ化されました。

2015年漫画単行本の第7巻と第8巻に特装版としてOVAが付いてくる形のアニメ化だったのです。

OVA化したのは「与太郎編」でした。

 

その後テレビシリーズが第1期と第2期で放映されました。

テレビシリーズ第1期は、OVA化した与太郎編を第1話として放映、その後第2話から「八雲と助六編」に突入しました。

テレビシリーズ第2期は「助六再び編」が放映されました。

 

まとめ

原作漫画の評判はかなりいいです!

3つの賞を受賞している世間的にも認められた名作をこの機会に一度読んでみては?

漫画好きでなくてもこれはハマります!

ドラマの方も豪華キャストが落語をするとあってそちらも見どころですね!

 

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