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人魚の眠る家原作からラストをネタバレ!東野圭吾×堤幸彦に映画ヒット確実?

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人間は新しい技術を絶対に手放さない生き物だと私は思います。

今までも、これからも。

進歩する技術の中には、いずれ使われなくなる技術もあるでしょう。

映画「人魚の眠る家」は子供の脳死と臓器移植をテーマにしています。

原作は東野圭吾氏、映画の監督は堤幸彦氏です。

 

医療技術の進歩で、臓器移植が可能になった現在、「脳死」は非常に重い命の問題です。

百年後、臓器は提供される物ではなく、細胞から作る物へと変わっていっているかもしれません。

未来の「もしもの世界」、自分の細胞から必要な臓器を作る時代になったら、「脳死」による臓器提供というシステムはなくなるかもしれません。

だからこそ今、「脳死」と臓器移植について考えておかないとならない問題なのだと思います。

時代が変わっても「脳死」による臓器提供の問題は風化させてはならない、現代と未来へ続けて問いかけていくべき問題なのではないでしょうか。

 

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人魚の眠る家あらすじ

離婚寸前の播磨和昌・薫子夫妻に突然の知らせが届きました。

娘・瑞穂がプールで溺れて「脳死」状態になってしまったというものでした。

 

医師から「脳死」を受け入れて「臓器提供をする意思があるか」たずねられた2人は、葛藤の末、提供を断りました。

生命維持装置で「生き続ける」瑞穂と生きていくために、夫婦が離婚をとりやめ、娘のために全力を注ぎ始めます。

 

播磨和昌はIT企業の社長です。

社内の技術を使えば大掛かりな生命維持装置から娘を解放できることを知りました。

社内の研究員・星野の開発した「人工知能呼吸コントロールシステム(AIBS)」を瑞穂に取り付ける手術は成功します。

瑞穂は自宅で車椅子に座って過ごすことが可能になりました。

 

ただし、最先端で繊細な装置なので、星野が播磨の家で「勤務」する状態になっていきました。

さらに星野の開発した「人工神経接続技術(ANC)」を使って瑞穂の筋肉が落ちないようにリハビリに導入しました。

意識はないけれど、2つの技術で瑞穂は自宅で過ごし「成長」していきました。

 

車椅子に座った娘と夫婦プラス研究員の星野が作る家庭空間―播磨家の外部から見るその家は「普通」の空気感ではありませんでした

近所の住んでいた男の子は播磨の屋敷で車いすに座りいつも寝ている女の子を「人魚」と呼んでいました。

人魚だから歩けないーだから女の子は車椅子に座っていて、大切にされているんだ。

 

生きている瑞穂との生活を受け入れているかにみえた薫子ですが、実は苦しんでいました。

こっそりと「臓器提供を待つ子供の会」に参加し、提供される側の苦悩や葛藤を見聞きしていたのです。

 

やがて薫子は何が正解なのかわからない状態を爆発させます。

包丁を持ち、「娘を殺すから来てください」と警察に連絡をいれたのです。

 

夫や警察が囲む中、瑞穂に包丁を突きつけ

「脳死の瑞穂を殺したら、私は殺人犯になるのでしょうか?」

と問いかけたのです。

「捕まって殺人罪になれば、瑞穂は生きていたことが証明される、国が生きていると認めてくれる」

誰にも正解などわからない問いかけでした。

 

均衡を破ったのは、瑞穂のいとこの若葉でした。

瑞穂がおぼれたのは若葉が落とした物を拾いに瑞穂が潜ってくれたからだというのです。

瑞穂の意識がなくなり恐怖で沈黙していた小さな若葉は、伯母の悲痛な叫びで事件の顛末を語り、詫びました。

大きくなったら、私が瑞穂ちゃんの世話を手伝うから、と。

瑞穂と同じ年代の姪の告白に薫子は正気を取り戻しました。

 

 

3年の月日が平穏に過ぎていきました。

薫子は瑞穂が枕元に立っているのを感じました。

「ママ、ありがとう」

「行くのね」

「さようなら」

その後、瑞穂の体調は急激に悪化していきました。

病院に運ばれた瑞穂の命はあと数日でした。

夫婦は納得して医師に告げました。

「臓器提供をしたい」

と。

 

原作ラストをネタバレ

瑞穂の命日について夫婦の意見は別れました。

薫子は瑞穂とお別れをした日が命日だと思っていました。

 

法的な命日は脳死判定が確定した4月1日。

和昌は心臓が取り出された4月2日だと思っています。

 

瑞穂を担当していた医師は、和昌の日にちだけには同意しませんでした。

「心臓死が命日というのであれば、瑞穂ちゃんの心臓はまだ動いていますから」

 

それから3年後。

「人魚の家」はどうなったのだろう?

少年は様子を見にやってきました。

 

大きなお屋敷は無くなっていました。

人魚のような車椅子の女の子もいませんでした。

 

「人魚の家」の横を走っていた少年は、重い心臓病にかかりました。

海外渡航による心臓移植の費用を用意できない少年一家に奇跡が起きたのは、3年前の4月2日でした。

手術以降、薔薇の香を感じるようになった少年は、「人魚の家」をもう一度見てみたくなったのでした。

「人魚の家」はなくなっていましたが、薔薇の香りが漂っているように感じました。

 

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映画キャストは?

・播磨薫子役:篠原涼子

・播磨和昌役:西島秀俊

・播磨瑞穂役:稲垣未泉

・星野裕也役:坂口健太郎

・川嶋真緒役:川栄李奈

・美晴役:山口紗弥加

・進藤医師役:田中哲司

・播磨多津朗役:田中泯

・千鶴子役:松坂慶子

 

まとめ

「脳死」と臓器提供という問題はあまりにも重いです。

答えが見つからない問題ですが、社会が向き合っている現実の問題です。

遠い将来、臓器は自分の細胞から作ることができる時代かくるのではないかと、感じていますが、その未来にはまた、何かしら現代では予想もできない葛藤に人は悩んでいるかもしれません。

技術は人より早足で進んでいきます。人は技術を追いかけて、技術に付随する倫理的な問題に悩みながら、今までも歩んできたし、今も歩み続けているし、未来でも歩みをとめないのだろうな、と感じます。

今提起されている問題にきちんと悩んで考えておくことが、未来へつながるのだろうと思います。

答えは出なくても考えることをやめないことが大切なのではないでしょうか?

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