NHKで金曜日22時から放送されている『透明なゆりかご』
朝ドラ『あさが来た』で女優デビューをして注目を集めた『清原果耶』さんが主演を務めています。
”産婦人科のリアル”を描いた作品で、名作「コウノドリ」をも凌ぎそうな感動を集めて注目されていますね。
そんな『透明なゆりかご』ですが、最終回はどんなストーリーになっているのでしょうか?
原作からネタバレしたいと思います!
透明なゆりかご最終回をネタバレ
ドラマ「透明なゆりかご」の原作は、沖田×華さん著の漫画「透明なゆりかご」です
舞台は勤務医から独立した院長が診療している産科婦人科病院です。
主人公の×華(原作では、本人の経験を元に描かれているので、主人公は著者本人です)は見習い看護師として、産科婦人科でアルバイトを始めました。
看護師の資格がない×華の仕事は雑用と、中絶で「赤ちゃんのカケラ」を透明な瓶に入れて、火葬業者に引き渡すことでした。
「透明なゆりかご」―それは×華が赤ちゃんのカケラを詰める透明の瓶のことでした。
同じ分娩台から祝福される命が誕生することもあれば、お母さんが独りで涙してお別れしてカケラになって「透明なゆりかご」の中に詰められていく命もあるのです。
アルバイトをしながら×華は、「透明なゆりかご」に「バイバイ」と語り掛けていました。
×華は、コミュニケーションを上手にとれない少女でした。
しかし、その変わった感性で産婦人科を行き交う生と死を見つめ続け、「透明なゆりかご」を見送り続けていました。
×華はたくさんの出産をみていきます。
感情と生死の交差点のような職場で、淡々と仕事をこなしながら×華は成長していきます。
原作の「透明なゆりかご」は現在も連載中で、最終回を迎えていませんが、ドラマで最終回のお話になるのでは?と噂されているストーリーをご紹介します。
ドラマの結末予想!
・「透明な姉妹」(第43話と第44話)のネタバレ
幼い時×華と弟は保育園「ぱんだわん」に預けられていたことがありました。
「ぱんだわん」は環境の整った保育園ではありませんでした。
環境に恵まれているとはいえない子供たちが集まっているーそんな場所でした。
×華は、そこでサヤちゃんとかのちゃん、リョータローくんと出会いました。
まるまると太ったリョータローくんと較べて、姉であるサヤちゃんやかのちゃんはガリガリでした。
ある日、「ぱんだわん」にサヤちゃんとリョータローくんだけが来ました。
×華がかのちゃんのことを尋ねるとサヤちゃんは
「かのはいなくなった」
と言いました。
リョタローくんが泣き出しました。
すると突然サヤちゃんは持っていた替えのオムツをリョータローくんの顔に押し付けました。
「ママとあいつは「コレ」しかいらないと言っていた。次にいなくなるのは自分だ」
そういうサヤちゃんから、×華はなんとかオムツを取り上げました。
サヤちゃんはつぶやきました。
「かのは私よりずっといい子だったから、きっと生き返る」
それから11年後、サヤが×華のアルバイトしている産婦人科にやってきました。
3回中絶しているというサヤですが、エコーで診察していた先生は
「赤ちゃんは順調に育っていますよ」
診察されながらサヤは言いました。
今度は産みます、と。
先生は、母体のサヤを心配していました。
ひどくやせていたからです。
診察のあと×華がサヤに話しかけました。
「ぱんだわん」で会って以来だったのと、サヤがリョータローくんにしたことも気がかりだったからです。
サヤは言いました。
「今度は産むよ。エコーで確信したから」
「ぱんだわん」でかのちゃんと過ごした時間が生きていた中で一番楽しかった時だったとサヤは言いました。
「この子はかのだから。返ってきたかのだから、私は産む」
サヤは難産の末、女の子を産みました。
出産直後、育てていけるかなと、不安ももらしたサヤでしたが、2年後×華と再会したサヤは
「出産のつらさを耐えて産んでもいらないと思える自分の親のことが、今も理解できない。でも今、小さな「かの」に癒されている。
いろんな感情が押し流されていけばいいな」
サヤは、漢字は違うけど赤ちゃんに「かの」と名付けて育てていました。
×華には、若くしてお母さんになったサヤと赤ちゃんの「かの」ちゃんは姉妹にも見えるなと思ったのでした。
主な登場人物とあらすじ
主な登場人物
・青田アオイ役:清原果耶
・由比朋寛役:瀬戸康史
・青田史香役:酒井若菜
・町田真知子役:マイコ
・町田陽介役:葉山奨之
・望月紗也子役:水川あさみ
・榊実江役:原田美枝子
あらすじ
町の小さな産婦人科にまだ看護師の資格をもっていない青田アオイがアルバイトでやってきました。
アオイはちょっと「普通」と違う感性を持っていました。
アルバイト初日から分娩台の横で中絶手術の様子を見ても気絶せず、「赤ちゃんのカケラ」を丁寧に「透明なゆりかご」と名付けた瓶につめて、子守歌をきかせて見送りました。
由比先生や榊看護師長の心配をよそに、最前線の現場で頑張るアオイ。
翌日、同じ分娩台で元気な赤ちゃんが出産しました。
同じ場所で生死が交錯していきます。
アオイは妊婦さんや赤ちゃんに寄り添っていこうと奮闘します。
まとめ
”産婦人科のリアル”を描いたこの漫画は子供を持つお母さんから絶大な支持を得て、今回ドラマ化されることになりました。
産婦人科は子供が産まれる場所であり、同時に死にゆく場所でもある・・・
命と向き合い、成長していくアオイを清原果耶さんが情感たっぷりに演じています。
毎回悲しいストーリーに心がえぐられそうになりますが、是非たくさんの人に見てほしいドラマです!