中年になってまたトキメキを感じてしまった、人生の黄昏時に再び恋を思い出したーというコンセプトの切ないラブストーリーが展開する「はずだった」、ドラマ「黄昏流星群」。
原作は弘兼憲史さんの漫画「黄昏流星群」。
主題歌は平井堅さんのバラード「half of me」で切なく盛り上がる。
中年の切ない恋心に胸がきゅんと苦しくなる…予定のドラマ作品だったのですが、瀧澤家が全員、不倫状態というあり得ない、突き抜けた展開が逆に話題になっています。
W不倫までならドロドロといえそうですが、娘まで不倫していると、視聴者のキャパシティを超越してしまうようです。
何がおこっているのか?気になりますよね?ご紹介しますっ!(ここまでくると、清々しい(^^;;;)
黄昏流星群のあらすじ
エリート銀行員だった瀧澤完治(佐々木蔵之介)は、思いがけない左遷で出向を命じられ、会社と家族のために突っ走ってきた人生で初めて立ち止まりました。
家族に内緒で出かけたスイスで出会った日本人女性(黒木瞳)と意気投合します。
二度と会うはずのない2人は完治の出向先で運命の再会をしてしまいます。
一方、瀧澤寛治の妻は?結婚を控えた娘は?
瀧澤完治の裏切りに傷つき、打ちのめされる妻と娘かと思いきや!
瀧澤家、全員不倫状態です。
さすがに、ここまで突き抜けると、笑うしかありません。
まず状況を整理?しましょう。
完治の娘・美咲(石川恋)は、日野春輝(藤井流星)と婚約していました。
しかし、2人ともほんとに好きなのは、別の人でした。
日野春樹は、完治の妻・真璃子(中山美穂)に想いを寄せるようになり、真璃子も気持ちがドンドン傾いていきます。
娘の美咲は、大学時代の教授(高田純次)と不倫関係です。
教授は、「ただいっしょにいる時間を楽しんでいる」と娘の不倫を辞めさせるために会いにきた完治につぶやきました。
思わず、自分の気持ちに重ねてしまう完治は、強い態度に出ることができません。
―という状態です。
ストーリー展開に視聴者がイライラ?
瀧澤家全員不倫で、ストーリーをどう収集するのでしょうか?
コンプライアンスに厳しい現在、視聴者の皆さんはイライラされているのでしょうか?
ツイッターの反応をご紹介しましょう
黄昏流星群、蔵さまを見たいがために好きじゃないというかむしろ気持ち悪いストーリーを我慢して見てたけどだんだん蔵さままで気持ち悪く見えてきたので毎週気持ち悪い蔵さまを見られるのって実はご褒美なのでは?というコペルニクス的転回に至って今すごく晴れやかな顔になってる
自分が今クールのたくさんのドラマの中から厳選して 観ると決めたドラマ2本が多くの人々から気持ち悪いとかキモいとかたくさん叩かれていて切ない笑
もれなく[気持ち悪い]がついてくるんだけど~�
その気持ち悪さを通り越したら面白くなるから~✨
ホント全部ツッコミ入れながら観ると面白いドラマだわ~�
誰にも共感出来ないのに毎週観ちゃう✨
みぽりんがウェディングドレス着ちゃうのかと思ってドキドキしたwどの組み合わせでもキスシーンが気持ち悪いドラマほかにある?面白すぎるw
黄昏流星群最高に気持ち悪いから休憩しながら見なきゃ。
最近FODで一気に黄昏流星群みたんだけど、素直に気持ち悪い…でもやめられない。ありえなすぎな展開だろうが
視聴者はイライラする段階をすでに突き抜けてツイッター検索でサジェストに「黄昏流星群 気持ち悪い」が出てきます(^^;。
ご紹介したツイッターの感想も「気持ち悪い」続出なのですが、嫌悪感が突き抜けた先にある「面白い」になってしまう方が多いようです。
面白い状態絶好調で、胸がぎゅっと鷲掴みされる平井賢さんのバラード曲が流れると、ドラマの世界観に相いれない成分が混合したような、画面いっぱいに広がるカオスに視聴者は、意味不明の中毒性を感じるのかもしれません。
正直言えば、瀧澤さんの家の皆さん、好きな人といっしょになればいいのではないかとシンプルに思います。
全員、不倫していますが、驚くべきことに誰も傷つかない恋愛が進行しているのです!
ウジウジ悩むまでもない状況で、深刻そうなバラード調主題歌が、沁みます(いろんな意味で)
佐々木蔵之介への批判とは?
不倫物なのに、家族全員、不倫しているあり得ない状況の話に突き抜けた感を面白がる視聴者が続出して、同じクールで批判が圧倒的に強い「中学聖日記」と全く違った受け止め方をされているドラマ「黄昏流星群」です。
「そこまでやっちゃったら気持ち悪いを通り越した。突っ込んでドラマを楽しもう」という市民権さえ得てきている感がありますが、今後の展開に一抹の不安があるとすれば、佐々木蔵之介さんが演じる瀧澤完治が原作どおり行動をとるエピソードが入るかどうかでしょう。
原作エピソードを今の流れでドラマの完治が行えば、批判が殺到して炎上する可能性もあります。
・不安な「批判がきそうな原作の完治の行動」エピソードとは?
瀧澤家崩壊はすでに決定事項といってもいいところまできているので、それはいいのですが(←おぃおぃ^^;)、完治は不倫相手の目黒 栞が妊娠したことを知ります。
同じ時期、完治は再び銀行に呼び戻されてエリートとして出世の道が開かれようとしていました。
社会的地位を選択した完治は、栞に子供をおろして欲しいと頼みます。
栞は傷つきながら結局流産してしまうというシーンがあるのです。
不倫で傷つく人はいない状況ですが、妊娠した子どもを、自分の出世のためにあきらめて欲しいと頼むクズになれば、瀧澤完治への風当たりは一機に強まる可能性があります。
是非、このエピソードは外して欲しいところです。
恋愛に関していえば、瀧澤家の皆さん、好き勝手に楽しむ方向で、進んでいけばいいと思うので、皆さん、幸せになってください♪
まとめ
ネットではドラマ「黄昏流星群」は瀧澤家の中心に、登場人物にツッコミを入れるドラマとして楽しめるという指摘がされていて、まさしくその通りかもと同感してしまいます。
撮影は、ドラマの放映が始まる前にすでに全て終わっています。
大物俳優さんを豪華に揃えたドラマなので、夏場に撮影するしか日程の調整できなかったそうです。
寒い冬のシーンを酷暑の中でやっている俳優さんたちの苦労を考えますと、予想外の展開で楽しむ層を逃さぬように編集して作品を完成させて欲しいなと切に感じます。
突っ込みを楽しむという目的で観ると、非常に楽しいドラマです。
斬新なドラマの楽しみ方かもしれませんが、日ごろの鬱憤をドラマに突っ込みを入れて晴らすこともありかなと思います。
ドラマを作った方たちの狙いがどこにあるのか、視聴者にはわかりませんが、「突っ込みドラマ」として楽しいという評価が形成されつつあるのは事実ですので、突っ込む楽しさを壊さないように、最後まで突っ走って欲しいです。