仕掛けた爆発物で学校の一部を壊し、3年A組を孤立させて生徒を人質にとった柊一颯。
ドラマ「3年A組 今から皆さんは人質です」は、外界から遮断された密室で29人の生徒を相手に教師が、半年前亡くなった生徒の死の真相を暴くストーリーです。
密室劇ならではの息詰まる展開が続く中、遮断された「3年A組」と反対側にある外の世界に全く動きがないわけではありません。
警察が突入を試みますし、人質になった生徒の親もかけつけます。
現場はテレビ中継が始まり、さらに閉ざされた空間から柊一颯がネット配信を始めます。
「立てこもりを面白がって観るなら、観覧料を払え」
ネットを見ている人の関心度は上がります。
そうなると、何が起きるのか?
事件を仕掛けた柊の履歴が掘り返され、人質になっているクラスの生徒の名前や写真が出回り、そして、死んだ景山麗奈が在籍していたことも明るみになります。
柊がそれを予想していないわけがありません。
世間の注目をこの事件に集中させようとする「意思」を感じます。
この事件に関わっている謎の人物が「外側」にいます。
元咲宮高校教師・相楽文香。
柊が2年前まで教師をしていた学校で教師をしていた女性です。
文香が咲宮高校で柊と知り合いであったのは間違いありません。
しかし、柊の起こした立てこもり事件と文香の接点は謎に包まれています。
今後、ストーリーのキーパーソンになってくるだろう存在です。
謎の女性・相楽文香を演じる土村芳さんについて、ご紹介していきます。
土村芳のプロフィール
基本情報からご紹介していきましょう
・生年月日:1990年12月11日
・出生地:岩手県盛岡市
・身長:160㎝
・血液型:B型
・職業:女優
・所属事務所:ヒラタオフィス
学生時代、新体操に打ち込んでいた話は有名です。
大学進学時、体育大学で新体操を続ける選択もあるなか、子供時代の一時期地元の「子供劇団」で子役をやっていた楽しさを思い出し、一転女優を志して京都造形芸術大学映画学科俳優コースに進学しました。
大学在学中から自主製作映画作品や舞台などに出演し、女優としての経験を学生時代に積み上げていきました。
1学年上の先輩に黒木華がいました。
大学卒業後、ヒラタオフィスに所属し、本格的な女優活動を開始しました。
ドラマや映画出演作は?
子役として出演した作品や、大学時代に出演した舞台・映画も多数ありますが、最近の活動をご紹介します。
・映画「空母いぶき」(2019年公開予定):吉岡真奈役
国際情勢はどの時代も危うい力学の均衡の上に成り立ってきたのかもしれません。
その危うい均衡が日本国内で破られた時、人はどう動くのか?
それぞれの国が領土や領海を主張する時代、日本は初の空母「いぶき」の運用を開始しました。
日本の国を防衛するための空母「いぶき」。
運用を開始してほどなく20XX年、日本の領土が国籍不明の軍事勢力に占領され海保隊員が拘束されるというかってない事態に直面しました。
防衛大臣は「海上警備行動」を命じます。
専守防衛を礎として活動していた自衛隊から、派遣された空母「いぶき」。
待ち受ける軍事勢力を目前にして「海上警備行動」の命令でどこまで対応できるのか?
占領された日本の領土と拘束された海保隊員の奪還のために、軍事衝突が避けられない現場で空母「いぶき」はどう対処すべきか?
武力行使をする「防衛出動」の行動をとるべきか、「防衛出動待機命令」と判断すべきなのか?
最前線の自衛官たちは、武力衝突が起きる現場に近付きながら苦悩します。
一方、国内では他国による占領と海保隊員の拘束という事態で、空母が現場海域に向かったことをマスコミ各社が情報を配信していました。
ネットニュース「P-Panel」も情報の配信を始めます。
日本の国が脅威に晒される事態の中、自衛隊の行動をいかに民衆に伝えるべきか、情報発信をする人々そして、日本国内に人々もまた苦悩するのです。
土村芳さんが演じる吉岡真奈は、P-PanelのADです。
「いぶき」に乗船している記者から送られてくる緊迫した原稿を配信する業務にあたっています。
・ドラマ「この世界の片隅に」:堂本志野役
第二次世界大戦中の日本。
広島に住む浦野すずは、北條周作の元に嫁ぎました。
嫁いだ先は呉市。
北條家の嫁として馴染んでいこうとするすずは、近所の人々とも仲良くなっていきました。
堂本志野は、出征した夫の帰りを待つ明るい女性でした。
夫の周作とは気持ちが通じているのかいないのか、最初すずにはよくわかりませんでしたが、徐々に心の距離は縮まりました。
一方、戦況がひどくなる一方です。
空襲で、すずは自分の右腕と義理の姪を失いました。
義理の姉から責められ、言葉を失うすず。
傷心が癒えぬなか、すずの実家がある広島に原爆が落とされました。
終戦を迎え、すずは一向に連絡のとれない実家に人々の消息を確かめに広島に行きました。
想像を超えた風景が広がり、原爆症で寝込んでいる妹と再会しました。
すずを心配して広島に追ってきた周作にすずは
「この世界の片隅に、私を見つけてくれてありがとう」
と言いました。
周作とすずの気持ちがしっかり重なり合いました。
2人が帰り道で出会ったのが、原爆で親とはぐれた節子という小さな女の子でした。
2人は節子を家に連れて帰り、節子を養女にしました。
義理の姉も、亡くなった娘のことを克服して、節子を温かく迎え入れたのでした。
近所の堂本志野は夫が戻ってきました。
戦後の世に皆、前を向き一歩を踏み出したのです。
「負けんさんな広島!」
2018年.広島球場で
「負けんさんなよ!」
と叫ぶ白髪の女性がいました。
演技は上手い?評判は?
大学の俳優コースでみっちり学んでいる土村芳さんの演技力には、好意的な評価が多い印象です。
ツイッターでのつぶやきをご紹介します。
コウノドリめっちゃ良かった
土村芳さんの演技ヤバかった
土村芳、演技良き。
もっと見たいよね、いろんなところで。
今日の話は苦しかった。なにより尾野真千子さん伊藤沙莉さん土村芳さんの演技が突き刺さりました。鳥肌が止まらなかった。あんな空気感、表情創り出せるものなんだね。演者さんって本当にかっこいい。
「コウノドリ」で出産する妊婦役、ご紹介した「この世界の片隅で」のすずのお友達役、またNHK朝の連続テレビ小説「べっぴんさん」での村田(結婚して田坂)君枝役、とどれも好意的な意見が多いのですよね。
そして「3年A組 今から皆さんは人質です」の第一話のラストでちらっと登場した相良文香役を見てのツイッターの感想がこちらです。
芳ちゃん出ているなら全話見ようかな
最後に出てきて継続確定。大好きな女優さん。
3年A組、怖いの苦手だから一話観て考えようと思いながら観て、面白いのは分かるけどやっぱり無理そうだなぁと思ってたところに、最後の最後に土村芳さんが出てきて、頑張って観ることに決めた。笑
この前恋ヘタ観て、演技が好きだなって思った女優さん!
土村芳ちゃん出るから、全然内容知らずに見たけどおもしろかった。
土村芳さんが出るから継続視聴するという方の多さには驚きました。
ストーリーのキーパーソンになってくるであろう相良文香役の演技への期待感の大きさを改めて感じます。
まとめ
3年A組、謎の相良文香役で登場する土村芳さんについてご紹介してきました。
演技派として認められている実力ある女優さんが出演しているなら、ドラマの視聴を継続するという意見が多く、謎のキーパーソンとして存在感の大きさを実感します。
生徒や柊のいる密室の外側でも、話が展開する中で相良文香という人物の役が柊とどう関係するのか(今のところ、柊の前任校で同僚だったか?しか情報しかありません)、これからが楽しみですよね。