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トレース真野【錦戸亮】の過去を原作からネタバレ!陰惨な事件とは?

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2019年1月開始の月9の舞台は科学捜査研究所です。

 

原作は古賀慶著の漫画「トレース 科捜研法医研究員の追想」です。

 

 

著者の古賀慶さんは元科学捜査研究所の研究員で、原作漫画は科捜研をリアルに描いています。

 

主人公の真野礼二は、科捜研の研究員です。

証拠品から真実を見つけるために徹底した鑑定を行います。

真野が科捜研に入所したのも、徹底した鑑識をすることも、自身に降りかかった事件が原因でした。

 

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トレースのあらすじ

舞台は警視庁科学捜査研究所の法医科

日々持ち込まれる証拠物件の鑑識は細かく地道すぎる作業の連続です。

 

最近の主な仕事はDNA鑑定。

DNA鑑定の精度は高く、物証としてDNA鑑定依頼が急増して鑑識人の不足が常態化しているのが現状です。

 

沢口ノンナは、大学院での遺伝子研究で行き詰まり、大学院を辞めて科捜研に入ってきました。

鑑定用の試料作りに追われる日々を淡々と過ごす毎日でした。

そんなある日、出向から真野礼二が帰ってきました。

真野礼二は、警察が証拠から外した物も鑑定するなど、徹底した姿勢で鑑識に臨む非常に変わった人間でした。

 

科捜研に鑑識を頼む捜査一課の刑事・虎丸良平は定年を控えた叩き上げの刑事で、事件の被害者や遺族の無念を晴らそうと寄り添うあまり、客観性を欠くことも多い昔ながらの刑事でした。

客観的に徹底した証拠探しをする真野と、人情派の虎丸は対立することが多い状態です。

 

真野は周りの人間関係がギクシャクしているのを気にする様子はなく、徹底的に証拠を探すことだけに情熱を注いでいました。

 

 

トレース真野【錦戸亮】の過去をネタバレ

真野礼二には、忘れられない過去がありました。

23年前、小学生だった礼二は「スコルピオン・マン」が大好きなごく普通の少年でした。

彼が帰宅した時、楽しみにしていた「スコルピオン・マン」が映し出されるテレビの前に家族全員が惨殺されて倒れている光景が広がっていました。

当時、警察は礼二の兄・義一が遺書を残して自殺したのを証拠として、義一が両親と妹の3人を殺害、その後自殺したとし、義一を被疑者死亡のまま書類送検しました。

世間的には事件は解決したことになっています。

しかし、事件を発見した礼二と、現場に駆け付けた警察官は、警察の結論に違和感を持っていました。

しかし、その疑問は封印されました。

 

家族を奪われた少年は、悪を裁くことを誓っていました。

真野は依頼された鑑定の合間に自身の家族を殺害した犯人を見つけようとしています。

真野礼二が事件をほじくり出すことを警察内部で歓迎しない空気がありました。

事件は警察と何かつながっているのでしょうか?

 

 

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真野の役柄は?

科学捜査研究所の研究員です。

膨大な知識と卓越した鑑識技術を持っています。

 

証拠から試料を正確に取り出す必要があります。

現場資料がどんなに小さい物であっても半分は残しておく必要があります。

鑑定技術は昔も今も進歩していて、今鑑定できなくても。未来に鑑定可能になることがあるからです。

そのため現場資料を残しながら、少量の証拠で分析する試料を作る必要が出てきます。

この試料づくりは、人の技量による部分が大きく、技量を上げる訓練が必要なのです。

 

真野礼二は、「鑑定結果」だけを信じています。

感情などを排除しようとする姿勢は、事件の関係者にとって、配慮した態度でないことも多々あります。

子供の時、家族を全て失い、兄が犯人だとされたことが礼二の心に深く傷を付けていたのです。

兄が犯人ではないという幼い礼二の叫びは何の証拠にもなりませんでした。

証言や心情は証拠にならないことを、幼い礼二は体に叩き込まれたのです。

 

礼二が科捜研の研究員になったのは、DNA鑑定にSTR法で行われるようになったからです。

DNAの15か所を検査するSTR法は、従来DNAを一か所検査するMCT118法と比較にならないほど精度が格段に上がっています。

別人と一致する確率は「4兆7000億人に1人」。

現在、増え続けている世界人口ですが、約76億人ですので、STR法でほぼ別人は存在しない確率(一卵性双生児を除く)といっていい検査方法です。

礼二は、反論しようがない証拠で犯人に迫ろうとしているのです。

 

科学捜査研究所における検査の変遷

血液型鑑定から法から、DNA MCT118法を経てDNA STR法へと変わって精度も革命的に上がりました。

DNA MCT118法は1000人に一人の割合で別人でも合致するので、冤罪も発生していました。

DNA STR法の鑑識は、冤罪の可能性はほぼなく、本人を確定できる方法なのです。

ただし、捜査で別人のDNAが混入する問題は今でも課題です。

検体に捜査員のDNAが混じっていた例があったという報告がネットにもありました(なぜ混入したかは不明)。

話は少し戻りますが、現在も血液型鑑定はDNA鑑定で調べる容疑者の検体を絞り込むために行われているそうです。

 

 

まとめ

原作漫画の著者が、元科学捜査研究所の研究員なので、公式には内部を公表されていない科学捜査研究所の様子をリアルに伺うことができます。

ドラマ「トレース-科捜研の男―」は、科学捜査研究所のリアルな内部を知ることができる作品になるのではないでしょうか。

タイトルが、人気ドラマシリーズ「科捜研の女」を意識していますが、科捜研のリアルをより追及する作品だという自信の表れとなのでしょう。

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