今生きている人生に満足している人はいるでしょうか?
社会生活を送る中でがんじがらめになった自分に、これが正解?と自問自答していませんか?
人生やり直したい、そう思ったことはありませんか?
2019年7月放送開始のドラマ「凪のお暇(なぎのおいとま)」は自分の人生をリセットしてみた28才の大島凪の物語です。
原作はコナリミサトさんが描く連載中の同名漫画です。
人生をリセットした凪に待っていたのは、社会の厳しい現実でした。
社会から逃避して一息ついたけれど、貯金はどんどん減っていくなか、新たな人間関係を構築しながら凪は、これから社会といかに向き合うかを考え始めました。
「等身大の女性が人生リセットして新たな視点で社会と向きあったけれど、貯金は減るし無職だし、新たに悩みが生じた件」
を描くドラマの原作漫画について、主人公の凪の恋愛の行方やネタバレをご紹介していきたいと思います。
凪のお暇原作をネタバレ!
原作漫画のネタバレを含む内容ですので御了承お願いします。
大きな会社の中で、そつなくさりげなく空気を読んで、自我を押し殺し、貼り付けた笑顔で仕事をこなして生きている、一般的な会社員として生きてきた大島凪。
普通に見える生き方は、凪が必死に作っていた生き方でした。
天然バリバリパーマをサラサラストレートに整えるために、莫大な時間を費やし社会人としての体裁を整えていた凪。
凪の張り詰めていた糸をぶっちぎってしまったのは、恋人のはずの慎二でした。
「からだの相性がいいから付き合っているだけ」
その一言を聞いてしまった凪は、慎二の前で過呼吸を起こし、そして決心しました。
慎二と別れ、仕事をやめ、これまで培った人間関係を全て切り捨て、ネットも遮断し、貯金していた100万円で郊外の6畳一間のボロアパートに引っ越したのです。
社会から断絶した状態の部屋で、社会からしばしお暇をもらった凪はほっとしました。
同時に社会から断絶した不安もすぐに心の中に湧き上がってきます。
そんな不安をなんとか押し込み、爆発天然パーマの本来の姿に戻った凪はまず空気を読むことをやめようと考えていました。
失業保険の手続きのために行った職安で知り合ったマルチ商法にはまっている坂本さんや、アパートの隣人で入れ墨だらけの強面のゴンなど、会社員の生活で出会ったことのないタイプの人々との新しい人間関係を凪は構築していきます。
人生のリセットは綺麗ごとばかりではないけれど、凪は新しい人生のために前向きであろうとしていました。
そこに現れたのが、慎二でした。
別れた凪を追いかけて現れた慎二は、
「お前は変われない」
と心をえぐる言葉を突きつけました。
最低な態度で彼女を傷つけて、別れたのにつきまとう慎二は、実は凪に未練ありまくりなのです。
好きすぎて虐めてしまうタイプなのです、こじらせ慎二と命名しましょうw。
こじらせ慎二がしつこく出没するのをかわしながら、凪は隣に住むゴンが次第に気になり始めます。
入れ墨をいれて強面な外見と裏腹に、優しい性格のゴンに凪は惹かれていきました。
ところが、ゴンの優しさは凪1人のものではなく、誰にでも優しい自由人なのです。
ゴンとの距離が縮まっていきながらも、凪はゴンにのめり込めばのめり込むほど、心が削れていくことを止めることができませんでした。
ゴンとの恋愛に疲れた凪を「スベッている」と慎二は斬り捨てました。
「お前は変われない」
その言葉をきいた凪が再び過呼吸を起こしそうになってしまいます。
さすがこじらせ慎二、墓穴掘っています。
凪を助けたのは、同じアパートに住んでいるシングルマザーの娘・うららちゃんでした。
「凪ちゃんをいじめないで」
凪はうららちゃんを始めとするアパートの住人たちとの交流の中で、様々な気づきを得ていきます。
凪はリセット人生から再び社会生活に戻るための活動を始めました。
しかし、一度社会のレールから外れた人が、再び社会のレールにのることが難しいのも事実です。
凪は新たなスタートにたてる準備は整ったと思っていますが、実は最大の問題がリセットできていない状態だったのです。
人生リセットしたくてもセットできない存在が親子関係です。
凪が本当にリセットしたいのは母との関係でした。
凪は母が満足する人間であろうとしてリセット前までは生きてきたのです。
凪にとって母はー越えなければならない山のような存在なのです。
その母が凪の様子を見に来る日が近づいていました。
今の凪を母が満足するとはとても思えません。
ですから母を避けていた凪でしたがアパートとの住人とのふれあいの中で、凪は決心しました。
母ときちんと対峙しよう…。
凪の相手は誰?
ネタバレ含む内容ですのでご了承お願いします。
凪が好意を抱くゴンは、始めは凪をそれほど意識はしていませんでした。
というか、ゴンの姿勢は「来るもの拒まず」だったのです。
凪はゴンとからだの関係を持ちますが、ゴンは誰とでも関係を持っています。
凪はゴンとの関係に悩みまくった末、ゴンとの男女関係に終止符をうつ決心を固めました。
凪がゴンの別れを伝えた時、ゴンの中で何かが変わりました。
ゴン、凪に恋に落ちました!
恋愛の波長があわない凪とゴンのタイミングがくることはあるのでしょうか?
一方、こじれ慎二に、まさかの彼女ができました!
ストレートヘアでリセット前の凪に似ている市川さんと慎二は大人の関係になりました。
これでこじれ慎二は卒業でしょうか?
市川さんがリセット前の凪似なのが多少ひっかかりますが…。
ハッピーエンドになるのか予想!
人はしがらみの中で生きていて、一度や二度人生をリセットしたいと思った方も多いはずです。
凪は、本当に人生のリセットをしました。
「凪のお暇」が多くの読者の支持される作品なのは、リセットした人生がばら色ではない厳しい現実であることです。
それでも、凪はリセットしたことで新たな世界に身を置き、考え感じ、傷付きながらも前進しています。
凪のリセット人生がうまく軌道にのるかどうかは、わかりません。
原作漫画も連載中で結末はわかっていません。
ただ、ドラマの結末は、凪が未来を向き前進している姿を描かれることを願っています。
就職しているか、恋愛はどうなるのかはわかりませんが、凪が「お暇」で得た経験を糧に生きることに前向きでいる限り、それはハッピーエンドといっていいと思います。
まとめ
2019年7月放送開始のドラマ「凪のお暇」の原作漫画の内容や恋愛模様についてご紹介してきました。
生きづらさを感じる人が多い現代、人生のやり直しを思い切ることも迷う方が多いのが現実です。
「凪のお暇」は、一度人生をリセットしてみたいという人々の願望を実際やってみたというストーリーですが、楽しいばかりでない現実が待っているストーリー展開です。
経済的にも厳しいリセット生活の「お暇」で、主人公が何を感じ、生き方のスタンスを変えていくのか?に注目して観たいドラマ作品です。