「結婚相手は抽選で」は、10月からスタートした大人の土ドラ枠で放送されているドラマです。
野村周平さんや高梨臨さん、大谷亮平さん、佐津川愛美さん、若手俳優4人の群像劇となっています。
原作は垣谷美雨さんの同名小説で、社会的な問題に切り込んでいく話題作です!
今回は、ドラマの最終回がどうなるのか、原作からネタバレしていきたいと思います!
※重要なネタバレも含みます
結婚相手は抽選でのあらすじ
地球の人口は増えている中で、日本は少子高齢化という社会問題に直面しています。
現実に日本の人口は2010年をピークに減少し続けています。
今現在、政府は様々な対策を打っています。
しかし、政策が功を奏しているとはいえず、日本の人口は減少し続けています。
ここまでは、現実の話です。
で。
ここからが現実でないストーリーになります。
人口減少を食い止めるためにどうすればいいのか?
子育て支援だけでは足りない。
子育てするための前提の出産の前提の結婚までいきつかない独身への対策をなんとかしようと、国は驚くほどの荒療療治の法案を成立させ、施行が決まってしまいました。
「抽選見合い結婚法」-日本における国民の自由意思をガン無視する法案です。
出会いの機会がない国民のために国が自らお見合い紹介所をやってやる!という法律です。
民間のお見合い紹介所と決定的に違うのは、紹介は抽選形式で希望のマッチングなどが全く考慮されないという点です。
民間と違って細やかなサービスなどないのです。
抽選で強制お見合いなので、2回までは断ることができます(法案の最後の良心?な部分ですねw)。
3回断ったら、ペナルティーで2年間の「テロ対策後方支援」を課せられます。
結婚するか、2年間の徴兵をこなすかを選択させるーあり得ないはずの法律は、日本の人口減少という切実な問題解決のために施行され、運用が始まってしまいました。
ストーリーは抽選お見合いで出会う独身男女たちの物語に移っていきます。
オタク系かつ潔癖症で人付き合いの苦手な宮坂龍彦。
ルックスは抜群ですが、高飛車で性格が悪い冬村奈々。
これまたイケメンながらタイに隠し子がいる銀林嵐望。
地味で子離れできていない母親に悩む看護師鈴掛好美。
4人の登場人物たちが「抽選見合い結婚法」で出会い、交流していく中で悩みながら、人間的に成長していく社会派ヒューマンストーリー(←強引な法案成立がメインストーリーではありませんw)です。
それぞれに問題を抱えた4人の婚活の行方はどうなっていくのでしょうか?
原作の最終回は?
「抽選見合い結婚法」で出会いがなかっただけの人々が結婚していきました。
結果、何度お見合いしても相手が見つからない「テロ対策後方支援」の任務に回る人を受け入れきれなくなった結果、「抽選見合い結婚法を廃止する法案」が可決されるという結末を迎えます。
問題だらけの法案の結末としては、妥当な落としどころなのかもしれません。
肝心の登場人物たちのその後ですが。
オタク系の宮坂龍彦は相手が断ってくるので、断る権利を1回使用したのみで、法律の運用が終了します。
権利を使用した相手は冬村奈々のみでした。
ルックスがいいので自分からの断る権利をあっという間に2回使い果たした冬村奈々。
相手から断らせるために、高飛車だった性格をさらに悪くみせる演技を続けることになってしまいました。
奈々は疲れ果て精神的にも追い詰められていきます。
あきらめて、行きたくなかった「テロ対策後方支援」の任務を受け入れようとした時、法律が廃止になりました。
法案廃止後、冬村奈々のために断る権利を使ってくれた宮坂龍彦と付き合うことになりました。
銀林嵐望は、抽選で出会った鈴掛好美と付き合いますが、タイにいる隠し子の存在を打ちあげたことで、鈴掛好美に結婚を断られました。
しかしタイの隠し子の正式に認知して「抽選見合い結婚法」の対象外になりました。
鈴掛好美は銀林の隠し子発覚のショックをひきずったまま、「テロ対策後方支援」の任務につきます。
看護師だった好美は離島で任務を開始、島民から歓迎され自分の生き方に自信を持てるようになっていきました。
島で任務を始めたとき、銀林の子供を妊娠していることがわかり、出産しました。
子離れできずに好美の任務先の離島までついてきた母親は、島での暮らしで変化していきました。
好美は銀林に子供の存在を伝え、島に会いにこないかと連絡を入れました。
ドラマキャスト一覧
・オタク系潔癖症のSE・宮坂龍彦役:野村周平
・ルックス抜群高飛車OL・冬村奈々役:高梨臨
・タイに隠し子がいるイケメン商社マン・銀林嵐望役:大谷亮平
・子離れできない母親に悩む地味な看護師・鈴掛好美役:佐津川愛美
・「抽選見合い結婚法」の運用に必死の大臣・小野寺友紀子役:若村麻由美
まとめ
めちゃくちゃな法案は結局廃止され、問題だらけの4人はそれぞれの幸せに向かって歩いていきます。
新しい切り口で少子化に向き合ったこの作品は、このような結末を迎えました。
ドラマでもおそらく同じ結末になると思います!
ドラマの方も楽しみですね(*^^*)