10月から大人の土ドラ枠でスタートする『結婚相手は抽選で』
野村周平さんを主演に迎え、高梨臨さんや大谷翔平さん佐津川愛実さんなど、若手の人気俳優が勢ぞろいしています(*^^*)
『結婚相手は抽選で』は垣谷美雨さんの小説が原作となっています。
原作小説の評判や感想はどうなのか、こちらの記事にまとめました!
結婚相手は抽選でのあらすじ
少子高齢化に突入した日本。
様々な施策が効果をなかなか上げない中、政府はとんでもない法案で問題突破を図ろうとします。
そもそも!
結婚しない独身が多すぎるのが問題なのだ。
ならば国が見合い相手を選びましょう。
でも、ごちゃごちゃ個々の好みや条件には考慮できません!
民間のお見合いサービスでないのだから。
見合い相手は抽選です。
そのかわり、嫌なら2回まで断ってもいいです。
3回目の見合いを断ったら、2年間国に奉公してください。
以上、「抽選見合い結婚法」の内容ですっ!
人権無視とか性的マイノリティとか、ごちゃごちゃ言われても、少子高齢化とめたいのは国民皆の気持ちなのだから、反対されても知らんがな!
法律は施行しますっ!
というわけで、「抽選見合い結婚法」の対象になった男女4人が、この法律に振り回されながら、出会い人として成長していく社会派ヒューマンストーリーです。
政府のネジがとんでドタバタギャグになりそうな設定ですが、違います!
これは4人の独身男女の群像劇なのです
オタク系で潔癖症、彼女いない歴=自分の年、「抽選見合い結婚法」でお見合いでも出会いを楽しみにしている宮坂龍彦。
美人OLでもてるのに高嶺の花を気取っていたら、「抽選見合い結婚法」でプライドをズタボロにされてしまった冬村奈々。
エリート商社マンでタイに隠し子がいることを秘密にしたまま結婚に踏み切れず「抽選見合い法」の対象になってしまった銀林嵐望。
子離れできない母親との関係をリセットできるチャンスかもしれないと密かに期待を寄せる地味な看護師鈴掛好美。
「お見合い抽選法」で奇しくも出会うことになった4人のそれぞれの人生の選択が描かれていきます。
原作の評判や感想まとめ
ドラマ「結婚相手は抽選で」の原作は、垣谷美雨著の同名小説です。
垣谷美雨さんは「竜巻ガール」で第27回小説推理新人賞を受賞、2005年から小説家としての活動を開始しました。
発表される作品は設定にちょっとSF要素を取り入れながら、現代の社会問題をクローズアップする作品が多いのが特徴です。
垣谷美雨さんの作品を2点ご紹介します。
・七十歳死亡法案、可決
高齢化社会、待ったなし。
社会保障費の増加で破綻寸前の日本政府は、とんでも法律を可決成立させました。
55才の専業主婦・東洋子は寝たきりの義母の介護からようやく解放されると心の中で安堵していました。
夫は家事に一切協力しない、息子は引きこもりニート、娘は実家に寄り付きもしないーそれでも「先が見えればなんとかなる」。
でも、自分の時間もあと15年、これから人生を取り戻すことはできるのだろうか?
専業主婦の東洋子は、とんでも法律の可決で自分の人生を見つめなおすことになったのです。
テーマや設定は、ドラマ「結婚相手は抽選で」と共通な部分も多いのですが、さすがに設定の法案がセンシティブすぎてドラマ化するのは無理な作品だと思われます。
読後の感想も賛否両論ですが、それだけ今をえぐり出す問題作といえるのではないでしょうか。
・ニュータウンは黄昏れて
このお話はもしもの設定がないストーリーです。
バブル期にニュータウンの中古物件を購入した織部家の物語。
夢のマイホームを入手したものの、バブル崩壊したニュータウンのマンション価格は暴落して住宅ローンだけがずっしりとのしかかった一家は、資産価値の下がったマンションを売るに売れず、かといって交通の便の悪い地域に取り残されて住み心地が年々悪くなっていくばかり。
マンション内のコミュニティも分断するなかで、マンションの建て替え問題など、難題ばかりの状況です。
現在人気のあるタワーマンションでもいずれ直面する問題も含まれています。
不動産の仕事をされている方から、高い評価を得ていて「住む」ということを改めて考えるきっかけになる作品です。
ツイッターでの原作「結婚相手は抽選で」を読んだ感想をご紹介します
少子化対策として、一定条件の男女を対象に、「抽選見合い結婚法」が施行されたら、という小説。強制的にだけど、自分の抱えている問題と向き合って、ちょっとずつ登場人物達が変わっていくのがおもしろかった。
僕が前々から何度も好きと言っていた柿谷美雨先生による小説「結婚相手は抽選で」が10月からドラマ化されるらしい。発売されたのが2010年なので、8年となる。非常に嬉しいのですが、原作のコミカルさの中に潜ませた現実的な社会問題の厳しさと葛藤を描けるかに期待と不安があります。何故。好き故に。
少子化対策のための強制お見合い法案に振り回される男女の物語。気付きたくなかったことも表面化するし、自分の気持ちと向き合う時間もせかされているようで、世間の波に翻弄されるのって本当に嫌だわ…と思いつつも、面白い物語にどっぷりはまりました。
結婚相手のスペックや「ランク」ネタが盛り上がってるのを見て、垣谷美雨の『結婚相手は抽選で』を思い出した。本人の意思と無関係に結婚相手があてがわれるという、敢えて非現実的な設定にする事で、自分を見つめ直していく登場人物の姿がよりリアルに描かれて印象的だったな。読後感も爽やか。
垣谷美雨『結婚相手は抽選で』読了。少子化対策の為「抽選見合い結婚法」が可決された。無作為の相手と見合いさせられ、3回断ったら罰則が。そんなむちゃくちゃなー!と思ったが、男女の心理戦が面白くて一気読み。結婚や出産は個人の自由意思なのに、ほんとに政府が介在してきそうだなあ。
大人の土ドラ枠に期待?
ドラマ「結婚相手は抽選で」は東海テレビ制作で、フジテレビ系列で土曜の深夜に放送枠設定されているドラマ枠です。
もともと、フジテレビ系列で月曜~金曜日の13時台に放送枠のあった30分の「昼ドラ」枠が移動して毎週土曜日の1時間で放映される枠になった経緯があります。
また。昼ドラ時代を踏襲して1作品2か月という形をとっています。
大人の土ドラ枠に移動してから、「昼ドラ」路線から一線を画し、より実験的な要素が強い作品や、大胆な俳優起用などドラマ好きからは特に注目を集める作品の放映が多いのが特徴です。
ゴールデンタイムの連ドラより攻めている夜のドラマ枠。
2か月で1クールなので、展開も早いです。
ドラマ好きには是非チェックしてもらいたいコアな作品を楽しんでみてください。
(私の一押しは佐野史郎さん主演の「限界団地」でした)
ツイッターでも、もっと知ってもらいたいという感想が多い印象です。
大人の土ドラが、昼ドラから移行してきた枠って、いつ雨で初めて知った。 知らない人多いと思うんだよなぁ。 知ってたら見る人もっと増えそうなのになぁ。。。
愛の嵐でがっつり田中美佐子ファンになった人
今井さんも滝沢さんも言ってたけどほんと大人の土ドラ!って言いづらいwでもいつも良いドラマで好きな枠なのでタキツバ2人共この枠で見られて嬉しかった(*´ω`*)東海テレビさんこれからも頑張って下さい。是非また別の機会にも
わりと頻繁に思い出して口ずさんでしまうんですが、サイコな殺人鬼を気取れてすごい歌ですよ。限界団地は登場人物がいい具合にどんどん壊れていくのが面白いドラマだった…
知英主演の
大人の土ドラ「オーファンブラック」
DVDBOX販売していないのね(´・_・`)
1人7役って凄くないですか?
演じ分け上手いし。
木南晴夏さんと言えばムラサキも良いけど、私イチオシの木南さんは大人の土ドラ枠でやってた「火の粉」の琴音役。
普通のヒロインの友人かと思いきや、サイコパスを愛しサイコパス化する不気味で素敵な存在感でした…。
『火の粉』のドラマ、今のところグダッた遊びは一切ない、大人のドラマである。いかにも怪しい武内さんだけでも十分話を引っ張っていけるが、家庭内の歪さも丁寧に描かれているので、不気味なだけでない面白さ。土ドラ枠は期待できそう。
まとめ
原作小説の評判も良く、ドラマも大人の土ドラ枠での放送ということで、結構攻めた内容になるのではないかと期待も高まっています!
小説の作者である垣谷美雨さんは社会的な問題に切り込んでいくのが上手いので、その辺りも期待値が上がっているのではないでしょうか。
ドラマ好きには是非観てもらいたい作品ですね!