10月期の金曜ドラマ「大恋愛~僕を忘れる君と」が始まります。
若年性アルツハイマーを患った女医と、売れない小説家の大恋愛を描いたドラマで、原作がない完全オリジナルストーリーとなっています。
今回は「大恋愛~僕を忘れる君と」の脚本家やあらすじキャストなどをご紹介します。
大恋愛僕を忘れる君とのあらすじ
はじめまして!10月スタートのTBS金曜ドラマ「大恋愛〜僕を忘れる君と」公式ツイッターです!ドラマは涙溢れる奇跡の純愛ラブストーリー!これからドラマの裏側や耳より情報をどんどんお知らせしていきますので、宜しくです!#大恋愛 #戸田恵梨香 #ムロツヨシ #金曜ドラマ pic.twitter.com/Fwem9zmhus
— 金曜ドラマ「大恋愛〜僕を忘れる君と」【公式】 (@dairenai_tbs) 2018年7月25日
レディースクリニックの若き女性院長・北澤尚の人生は「勝ち組」です。
たった一つ、心残りは恋愛経験がないことでしたが、お見合いで医師・井原侑市との結婚が決まりました。
結婚のため新居への引っ越し当日、アルバイトでやってきた無愛想な男・間宮真司と出会い、尚と真司は運命の恋に落ちていきました。
真司は元・小説家ですが本が売れずにアルバイトで生活している天涯孤独の「負け組」人生真最中でした。
真逆な2人でしたが、真剣な恋でした。
尚を知る人々は婚約を破棄してまで恋にのめり込む姿勢に否定的でした。
しかし、尚は生まれて初めての恋は運命の恋だとわかっていました。
それは予兆だったのかもしれません。
仕事も恋も手に入れた尚をほどなく襲った病は若年性アルツハイマーでした。
医師である尚はアルツハイマーがどのように進行するのかは充分に知っていました。
しかし、一人の患者として受け入れるのは、医師の立場とは異なります。
患者としての尚を真司はしっかりと支えようとします。
真司にとって人生は過酷の連続でしたから、尚の発病にも笑って立ち向かう力を持っていたのです。
やがて、尚の記憶が剥がれ落ちるように失われていきました。
尚は記憶を失う恐怖を訴えます。
真司は尚との日々を一冊の本に綴りました。
たった一冊のベストセラー、売れなかった二作目のジレンマーそのまま諦めた小説家の道。
書くことを諦めた真司が尚との生活を文章にして本にしていったのです。
・真司は何のために尚との生活を文章にしたのか?
尚が「記憶を失う恐怖」に向き合うために、尚の記憶を補う尚と真司の日々の出来事を物語として真司は文章にして記録したのでしょう。
メモでなく物語風な文章になったのは、尚が真司の小説の大ファンだったからでしょう。
書くことに絶望していた真司ですが、尚のために尚が大好きな文章にして、尚に読み聞かせることが出来るのは、真司にしか出来ないことでした。
尚が記憶を失っていくのと同時に、真司は作家としての才能を取り戻していく、そんなストーリーになるのではないでしょうか?
脚本は誰?
大石静さんがオリジナルストーリーでゼロから手掛けた脚本でドラマ化されます。
原作がないので、ストーリーの結末を視聴者は知ることはできません。
オリジナルの脚本のドラマの醍醐味といえるでしょう。
・大石静さんの代表作は?
恋愛における女性の心情の描写に定評があります。
女性の心の負の面を引っ張り出すシーンは、視聴者の記憶に残ることが多いのではないでしょうか。
- ふたりっこ
双子なのに全く性格も生き方も違う香子と麗子の半生の物語です。
特に麗子の考え方や生き方が大石静さんの作風を強く反映しているように思います。
双子の香子に小さい頃から反感を覚え、家族と距離を置き母方の祖父母宅でセレブ生活を送り、財閥の子息と一時期付き合います。
また香子への対抗心から香子が付き合っていた森山史郎の元に転がり込み、彼女になろうとしたこともありました。
紆余曲折の末、結婚相手に選んだのは同じ商店街の息子で幼馴染の黒岩政男でした。
双子を産んで、自分と同じように反抗する娘に手を焼くことになります。
- セカンドバージン
二十年前、短期間だけ結婚したものの、結婚は自分には合わないと離婚しキャリアウーマンとして出版社でバリバリと働き充実していたはずの中村るい。
るいとは17才年が離れた若い既婚者・鈴木行は証券会社を立ち上げ、時代の寵児ともてはやされていましたが、結婚相手の万里江との生活に辟易していました。
るいの出版社で行の本を出版することになり知り合った2人は、不倫関係になりました。
るいは年下の行に気後れを感じながら、驚くほど行におぼれていきます。
行も我儘なお嬢様の万里江との結婚生活にすでに限界を感じて、万里江と比較してはるかに大人のるいに魅かれていきました。
不倫に気が付いた万里江が、2人を追い詰めていきます。
万里江にとって自分の思い通りにならないことは全て容認できなかったのです。
行が離婚を切り出しても、万里江は応じませんでした。
更に妊娠したと嘘をつきます。
一方、るいは常識も節度もある女性で、行との不倫におぼれる自分自身に戸惑いすら覚えていました。
行の証券会社は違法行為に手を出し、行は逮捕されてしまいます。
るいは服役中の行に想いを寄せ続けました。
万里江は行に対する嫌がらせのためだけに、離婚に応じませんでした。
一方でペット事業を立ち上げました。
出所した行はるいと暮らし始めますが、突然失踪します。
株取引で損をさせたマフィアから命を狙われていたからでした。
2年後、出張先のシンガポールでるいは逃亡していた行と再会します。
しかし、行はマフィアに撃たれるいの腕の中で死亡しました。
るいは帰国後、出版社の事業を継続するため、万里江に本の執筆を依頼しました。
ペット事業で成功した女社長として、るいと行に裏切られたことから始まる本の出版で、万里江はようやく気持ちに区切りを付けました。
キャストの役柄は?
「大恋愛~僕を忘れる君と」は、ご紹介したこれまでの大石静さんの作品と違い、恋愛で対立する女性は存在しません。
尚と真司の恋愛に立ちはだかるのは「記憶を失う病気」です。
認知症の大きな原因の一つであるアルツハイマー病は、決して他人事でありません。
誰の身にも降りかかる可能性のある病気に立ち向かう男女の純愛ストーリーは、現代社会に生きる人々全てに問いかけてくるテーマです。
・北澤尚役:戸田恵梨香
レディースクリニックの女医。
真面目に医師としての成長に励んできていて、恋愛の経験値だけが低い人物。
それでもお見合いで婚約して、非常に充実した未来が待っているはずでした。
しかし、大好きな小説を書いた作家本人に会って、あっという間に恋に落ちます。
・間宮真司役:ムロツヨシ
親を知らずに施設で育ち、感情の起伏が少ない独特の感性の持ち主。
その特殊な人生感を反映した小説がヒットしますが、二作目のジンクスで苦しみ、文章を書くことを諦めてアルバイトで生活をしていました。
しかし、尚と出会い恋をして、尚の発病を機に再び文章を書き始めます。
・井原侑市役:松岡昌宏
エリート精神科医で尚の婚約者でしたが、結婚直前に婚約破棄されてしまう。
病と闘う尚の主治医となり、再び尚に惹かれていくようになります。
・北澤薫役:草刈民代
尚の母でありレディースクリニックの院長。
早くに夫を亡くし、女で一つで尚を育ててきました。
最愛の娘であるがゆえに、境遇の違いすぎる真司との恋愛には大反対しています。
・木村明男役:富沢たけし(サンドウィッチマン)・・・真司の働く引っ越し会社の先輩。
・小川翔太役:杉野遥亮・・・真司のことを慕う引っ越し会社の後輩
・沢田柚香役:黒川智花・・・レディースクリニックの受付で働く、尚の親友。
・井原千賀子:夏樹陽子・・・侑市の母親。
まとめ
「大恋愛~僕を忘れる君と」は原作のない完全オリジナルストーリーとなっています。
主人公が若年性アルツハイマーにおかされてしまうという重いストーリーとなっていますが、過酷な状況でも人を愛する大切さや難しさを感じられるようなストーリーになっているのではないでしょうか。
感涙必死のストーリーになると思われますが、戸田恵梨香さんとムロツヨシさんという新しい二人の恋愛というのも楽しみにしたいと思います!