今注目の若手俳優・吉沢亮さんが主演を務め、若手女優の森川葵さんが重要人物を演じている『GIVER復讐の贈与者』
吉沢亮さん演じる義波は生まれつき感情が欠落していますが、なぜ復讐の請負人になったのか、そしてテイカー(森川葵)との出会いは?
そのあたりが気になったので原作からネタバレしたいと思います!
原作はこちら!
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※ネタバレ注意!
GIVER復讐の贈与者あらすじ
感情がある人間は、善悪を判断し己の怒りをコントロールすることを難しいと感じる、地球上で珍しい生き物といってもいいかもしれません。
ひどいことをされた側の人間は、ひどいことをした人間にも同じような苦しみを与えたいと願ってしまうことがあります。
しかし、自分でその苦しみを与えることが出来ないとき、復讐代行業者に依頼してしまうのです。
復讐代行業「援助者(サポーター)」を営んでいるのはテイカ―と名乗る車いすの少女です。
テイカ―が運営する復讐代行業者「援助者」のメンバーは
・車いすの少女(テイカ―・会社「援助者」のトップ):森川葵
・復讐実行者(ギバー)義波:吉沢亮
・調整役(マッチャ―)町田(テイカ―の兄):水橋研二
・世話役:安田(テイカ―の介護役):ぼくもとさき
・シナリオ作成者(プランナー)氏名不詳
の5人です。
復讐を依頼する者は、マッチャ―の開設したサイトに依頼を申し込んできます。
依頼内容に応じて、復讐される者にふさわしい計画がシナリオ作成者によって作られ、実際に復讐を実行するのが義波です。
義波は感情が極端に欠落している人物です。
義波本人に言わせると、人が苦しむ表情を見ることが仕事で楽しいそうですが、まわりから見て、全く楽しそうにもつらそうにも見えません。
義波の過去は?原作からネタバレ
本性が全く謎な義波ですが、原作日野草著「GIVER 復讐の贈与者」のラストのストーリーで明かされています。
原作では、6つの短編ストーリーを第6話から、ラストの第1話のネタバレへ時間を巻き戻していく流れになっています。
・義波の過去
義波の本名は尾崎冬矢。
父と母、姉の4人家族でした。
冬矢は幼いころから感情が乏しい子供でした。
感情が乏しいので、普通に感情のある姉の春香のマネをしていました。
春香が笑えば、笑う。悲しめば悲しむ。
冬矢は春香をコピーすることを処世術として身に付けて生きていました。
冬矢の父と母は表向き教師をしていましたが、実は殺し屋が本業でした。
そのことを春香も冬矢も知っていました。
更に両親は人と闘う術も二人に叩き込んでいました。
ある日、高野という殺し屋がやってきて父と母を殺害しました。
春香と冬矢は両親が殺害される様子を見ていましたが、高野に見つからず生き残りました。
両親の殺害を目撃してから冬矢はさらに感情のない人間になっていきます。
感情がない冬矢と違い、春香はいつか両親の仇を討ちたいと思っていました。
そして、事件から17年後、町田が作ったサイトを見つけました。
「あなたの希望をかなえます」
春香は父と母を殺した高野利夫の居場所を、教えてもらい、高野の元を訪れました。
高野は仇をとると言って襲い掛かってきた春香をあっさり殺し、浴槽に一旦運びました。
そこに、殺したはずの春香が再びやってきました。
高野は気が付きました。
「弟がいたはずだ」
春香に扮した冬矢が襲い掛かってきましたが、先ほどと同じように高野はよけました。
しかし、冬矢の持っていたナイフには仕掛けがありました。
刃先が逆側に飛び出るようになっていたのです。
高野は絶命しました。
姉の春香は「援助者」に依頼して、高野の情報を求め、そして死んでいきました。
春香は自分が死ぬことになることを予想していました。
町田に依頼していたのは
・高野の居場所を調べること
・春香が町田の元に行った後、弟をつれてくること
・スーツケースを用意すること
冬矢は用意していたスーツケースに春香の遺体を淡々と詰めました。
復讐者になった理由とテイカーとの関係は?
町田に連れられ、姉の遺体の入ったトランクを持ってテイカ―の元にきた冬矢。
春香が依頼したことで、冬矢はテイカ―たちと接触することになりました。
テイカ―に復讐の贈与者・ギバーとして仲間になって欲しいと言われ、冬矢は了承したのです。
最愛の(はずの)姉をテイカ―の住んでいる素晴らしい庭に埋めることが、たった一つの条件でした。
こうして復讐の贈与者・ギバーが誕生したのでした。
まとめ
ギバーが生まれたのにはこんないきさつがあったんですね。
ドラマでは吉沢亮さんが演じている義波ですが、かなりサイコパスな感じで惹かれますw
一方で、同じクールの「サバイバルウェディング」では優しい王子様キャラを演じているので、金曜日と土曜日の吉沢亮さんのギャップも楽しめますね!